「陸上競技ってどんな種目があるの?」
「部活動を始めてみたいけど、何をしたらいいか分からない.....」
結論、「興味があるものをやってみる」で大丈夫です!
陸上は、よく個人競技と言われますが、そんなことはありません。チームで1つの目標に向かって切磋琢磨し合うことも多くあります。
この記事では陸上をこれから始めようと思っている小学生向けにおすすめの種目や陸上のメリットをご紹介します。
目次
種目数と特徴
トラック競技
短距離:100m,80mHといった直線距離を走るシンプルな競技です。0.01秒の世界で戦う奥が深い競技です。
中距離:800m、トラックを2周する競技です。距離が長くなるとスピードを維持する「持久力」が重要です。スピードを維持する中で、ペース配分を考えながらライバルとの駆け引きをします。
フィールド競技
走り幅跳び:助走をつけ踏切板からどこまで飛べるかを競う競技です。跳躍距離を伸ばすにはスピードの維持と踏切板ギリギリで飛ぶことで距離を伸ばすことができます。
走り高跳び:助走をつけ設置されたバーを飛び越える競技です。飛び越える方法は2つあり、バーを挟んで乗り越える「ハサミ飛び」バーに背を向けて飛び越える「背面跳び」があります。
ジャベリックスロー:ターボジャブという重さ300g,長さ70cmの大きなダーツのようなものを遠くに投げる競技です。
混成競技
コンバインドA:80mH,走り幅跳び
コンバインドB:走り幅跳び,ジャベリックボール投げ
どちらかを選択し、2種目の結果を数値化して競う競技です。中学生からは「混成競技」となり種目数が増えます。走飛投全ての能力が大事になります。
種目の選びのポイント
短距離
短い距離でいかに最大出力を維持できるかが詰まった競技です。
10数秒の時間に自分の最大力を出すことが必要ですので、「高い集中力」と「瞬発力」が重要です。
中距離
スピードを維持する「持久力」とライバルとの「駆け引き」が重要な競技です。
そのため、長い距離を走ることに抵抗がないことや集団の中で推し負けない強靭なフィジカルが必要です。
跳躍
この競技で重要になるのは「跳躍力」です。スピードを維持しながら適切な箇所に力を込めて飛ぶことで高い記録を見込めます。
投てき
パワーがある人向けです。
どんな能力が身につくのか(実体験を交えて解説)
上下関係を大切にできる
少しのことでは諦めない精神力
どの競技にも共通しますが、自分より強い人はたくさんいます。陸上競技は0.1秒を争う厳しい競技です。
その厳しい競技では苦労や挫折をたくさん経験します。チームメイトが練習をするなかで、自分は怪我で走れず悔しい場面もたくさんあります。
私も実際に中学生の時に経験しました。具体的には、私は短距離100mをしていましたが、中学1年生の時に記録が右肩上がりに伸び、県3番目の記録でした。ある大会に出場した時に予選時に太もも部分に違和感を感じ、予選を走りました。その瞬間は無事走り終えることができました。
しかし、準決勝のレース中「もうゴールだ!」と思った瞬間、太ももから「パーン」と鈍い音が聞こえ、その瞬間激痛に襲われ、ゴールした直後から歩くことができませんでした。
結果は決勝には進めたものの、棄権することを余儀無くされ、悔しい思いをしました。また、初めての怪我だったため、治し方がわかりませんでした。そのため完治前に走り、また怪我をするの繰り返しでした。その結果、中学1年生の夏から中学2年生全てを怪我で過ごしたのです。
怪我の期間は長かったため、何度もやめようと思いましたが、記録を更新していくチームメイトを見ていたので、絶対に治してやろうと思うようになりました。その悔しさを忘れず、怪我が完治した頃には中学3年生になった時には記録も1秒以上伸び、県でも上位を争えることができました。
悔しさをバネにし記録更新ができた瞬間は何にも変え難い瞬間です。苦労・挫折を乗り越えることで並大抵なことでは挫けない精神力が身に付きます。